yuwji.hatenablog.jp

雑多に色々

2019/2/22 ScrumFestOsaka2019-Day1

2019/2/22〜23に開催していた「ScrumFestOsaka2019」に参加してきました。
内容盛りだくさんで学びの多い素晴らしい場でした。 いつも通り大分遅くなりましたが… ここではScrumFestOsakaって何?って話と、Day1での所感を纏めておきます。

はじめに

Scrum Fest Osaka って何?

公式サイトから抜粋

Scrum Fest Osakaはスクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。この2日間を通じ、参加者同士でスクラムアジャイルラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。

というわけで、Scrumに関するカンファレンスですね。
東京ではRegional Scrum Gathering(R) Tokyoが毎年開催されていますが、「関西でもやろう!」ということでスクラム道関西のメンバーがメインでRSGTにも協力頂きながら企画・運営されたようです。
凄い!有り難い!
来年は何かお手伝いしたいなー。

URLとか

公式サイト www.scrumosaka.org

タイムテーブル(スケジュール) confengine.com

スライド資料をまとめて頂いてる方がいらっしゃったので貼っておきます。 あざまーす! kobase16.hatenablog.com

ハッシュタグは#scrumosakaでした。

day1 2/22

午前中は普通に仕事をしてから向かったんですが、スーツの人が皆無で何故か緊張してしまいました。 普段から勉強会ではスーツじゃない人が多いんですけどね。いつも以上に皆無やった。

day1 参加セッション

参加したセッションは下記です。

  1. アジャイルやりたい!」って言うてるニワカ(おっさん)が足掻いた結果
  2. お堅い企業でスクラムチームを一から作った話
  3. "評価の魅せ方" 駆け出しマネージャー風 少し斜に構えて
  4. コミュ障仕事術 - Customer Interaction Patterns から学ぼう -
  5. ラクティス厨から始めるアジャイル開発
  6. 感謝のKPT 5000枚 -基盤チームのレトロスペクティブ-
  7. 説教「お前のそれ、スクラムじゃないから」

アジャイルやりたい!」って言うてるニワカ(おっさん)が足掻いた結果

みうみうさんのセッションですね。

35歳から憧れ駆動でアジャイルを始めた。

今の自分の年齢と同じなので、勇気を貰えた。

心理的安全性の閾値

心理的安全性の麻痺」は名(迷)言!
それは置いといて、『「心理的安全性が高い」と感じる閾値は、それぞれの人の性格・経験だけでなく、状況や関係性等のコンテキストによって変動的なのではないか?』という話がありました。
これ、あまり気にしていなかったけど、確かにそうなんですよね。

性格もあるし、日々の出来事や体調によっても左右されてる実感はあるなぁ。 もっというと、1日の間でも上下してるだろうし。 こういった変動性は皆あるんだろう。 あー、なるほど、だからこそ継続的に心理的安全性を高めるよう、宣言したり、声を掛け続ける必要があるんだろうなー。 という気づきになりました。

素直に聞く姿勢・物怖じせずに発言できることについて

「素直に聞く姿勢・物怖じしないキャラは良いのか?」という問いに対して、「発言による影響を考えることを放棄しているのでは?」という気付き(新たな問い?)があった。 思ったこと・考えたことがまず口から出てくる性分なので、めっちゃ同意。
ちゃんと考えながら、言葉を選びながら発言しないといけないなぁ。

お堅い企業でスクラムチームを一から作った話

三菱電機の若手の方々

偉い人から順番になっていたカンバン

カンバン導入当初は、上から偉い人順に配置していたとのこと。 カイゼンする内に、同じ・連携する仕事をする人を近くしたり、同じ仕事をする人のdoingを一部くっつけるようにしたり、という形になっていったらしい。
着実にカイゼンできるチーム・組織って良いなぁ。
※自分のチーム(課)ではホワイトボードが少なくて、壁に線を書くわけには行かないから、マステで枠を作っている都合上、手軽に変えられなくて悩ましい。

オンプレで各種ツール構築

proxyが厳重過ぎてオンプレで各種ツールをセットアップしたとのこと。 開発力皆無の現職では取れない手や…羨ましい。
出来るっちゃできるけど、自分が運用担当になって、誰も引き継げない(引き継ごうとしない)のが目に見えているので控えてる。 ってよく考えたらマシン新たに調達するのもキツかった。。。

"評価の魅せ方" 駆け出しマネージャー風 少し斜に構えて

CyberAgent 西山さん
見えない活動をどう評価するか、というお話。

評価者から被評価者の実績が見えない問題

組織の形や制度によって、評価者から被評価者の実績がよく見えないことがある
【見えやすいケース】

  • プロジェクトとほぼ同じ形になっている組織であれば、評価者から実績が見えやすくい。

【見えにくいケース】

  • 勤務時間の一定割合を別の活動に使える制度を採用しているケース
    • CAさんの場合は20%を別の活動に使えるそうです。
  • 職種・機能別の組織の場合。
    • プロジェクトは組織横断で進められるので、評価者が直接関わっていない限り見えにくい。

と、見えにくいケースは結構あるが、当然ながらメンバーは何かしら活動をして実績が出ているのであれば、評価してほしい。
なので、取り組みの見える化をしてみた、というのがこの発表の主題

自己評価と多面評価を取ってみた

【自己評価】

  • そのままの意味
    • 必須

【多面評価】

  • いわゆる他己評価で、他のメンバーからの評価
  • なくても良いし、複数回答も可能
  • GoogleFormで収集した

その上で、誰から誰への評価があったのか、といったことをグラフ化してみた、と。 仲が良い/悪いというか、繋がりの有無とかお互いの業務理解度が見える化出来るのが利点ですねー。

これ面白いなー、自分が評価側になった時はやってみたい。

コミュ障仕事術 - Customer Interaction Patterns から学ぼう -

楽天のsatoryuさん - 信頼貯金大事!期待値コントロール大事!

大事なこと
  • レスポンスを30分以内に返す
  • できない・分からないはちゃんと言う・伝える

これ、地味に難しいよなぁ。
「お客さんを不安にしたらあかんから、とりあえず分かったフリして答えておいて、後から調べる」と教えられたので、そうしがちなんでよね。そして、組織がそういう文化になっていると、お客さんとの打ち合わせの場でめっちゃ聞き辛いだろうなぁ。
って書いといて何なんですが、この教えが良くないよな…。

時間足りなくてめっちゃ飛ばしてましたよね感

時間の都合で結構大事なスライドを飛ばしちゃった感があるので、後ほど公開スライドをちゃんと読んでおこうと思います。
※まだ読んでない

コミュ障仕事術 - Customer Interaction Patterns から学ぼう - / work hacks for people with communication difficulties - Speaker Deck

ラクティス厨から始めるアジャイル開発

クラメソの藤村さん

ラクティス厨でも良いじゃない!

スクラム未経験者の自分としてはDay1で一番響いたセッションでした。
界隈で良く言われてることとして、『「よそで上手く行っているからといって、そのままプラクティスを導入しても失敗する」と(強い人達に)言われる。』ということがあって。 でも初心者・凡人からすると、分からんねんからまずはプラクティスから始めても良いじゃない!という話でした。
ありがてぇお言葉!

※原典とdiff取ること!

ただ、プラクティスから始めると必ず壁にぶち当たるので、ぶち当たったら原典との差分(diff)を取って、改善していく、というアプローチが大事。 原典として良いのはCSMやCSPOとのこと。
実際、スクラムに限らず、読書してる時に、未経験の領域に関する内容は頭では理解したつもりでも腹落ちしていなかったりして、実際に経験してからもう一度読むと分かる!ってなったりしますもんね。
なので、一回プラクティスをやっちゃって、後からdiffを取って修正していく、というアプローチは良いと思えた。

感謝のKPT 5000枚 -基盤チームのレトロスペクティブ-

15分スプリントの話を聞いたのは初めてでした。(スライドでは見たことあった)
1時間の流れが「15分スプリント→15分スプリント→15分スプリント→15分ふりかえり」という流れで仕事をしていて、15分スプリントの中でもふりかえりをしている。 ただ、1分程度しか時間がないので、「ねむい」とか含めて、簡単な内容を出すだけで良しとしている、とのこと。

セッション内でワークする時間を頂いたので書いてみたけど、結構書ける。 時間がない分、単純で単語に近いくらい短い言葉になるので、シンプル。 これ良いぞ。 上手くふりかえりのデータ収集フェーズで活用できたら良さそう。

説教「お前のそれ、スクラムじゃないから」

説教だと思っていたらお絵描きだったでござる ってのは言い過ぎで、説法に近いのかなぁ。 ちゃんとスクラムフレームワークが頭に入っていないのもあってか、よく分からん絵になってしまった。
大変申し訳ないのですが、未経験の初心者にはハードル高かった感が。。。

ネットワーキングパーティ

昨年のスクラム道関西主催のScrumBootCampで一緒だった人と再会したり。 もうちょっと話して回ればよかったなぁ。

と、Day2のKeyNoteをされる及部さんがお誕生日とのことで、実行委員の田口さんからケーキの振る舞いが…
っつーか、誕生日に関西に行かせてくれる奥さんが優しいというか懐広い人だなー

懇親会

Day1の懇親会はかなり参加者が多くて、ちょーっと身動き取りづらかったですかねー。
あの移動距離と金額だと他に広めの店はないよなぁ。難しい。
懇親会も事前の申し込み優先とかにすると、もうちょっと予約席数がコントロールしやすいんじゃないかなーと思ったり。

こういう、営業的な意味は要らない場でどう動くか、って難しいなぁ。 スクラム未経験で議論も出来ないし、スクラムで進めるに当たっての疑問とか相談とかもないので。。 来年は自分の状況を変えていたいなー。