12/6 DevLove関西「Engineering Manager を語ろう」に参加しました
だいぶ遅くなったけど、2018/12/6のDevLove関西「Engineering Manager を語ろう」に行ってきたのでメモ的に残しておくです。
全体的な所感
流石バズってるというか、最近注目されてるだけあって、満席+キャンセル待ちで行けないtweetがあるような状況でした。しゅごい。 最初にオーガナイザーの中村洋さんから「我こそはEMだって人ー?」と挙手してもらったら、5人おらんかったくらいだったかな? 自分はマネージャーでもないですが、行って良かった内容でした。
さて、以下、スライドに書いてることは書かず、口頭で説明されたことや所感をつらつらと。 スライド公開されてる物は拾って貼り付けて行きますが、抜けてたり、書いてる内容の理解が違うんじゃね?とかあったらツッコミいただけるとありがたいです。
セッション1:Cross-Cultual Management
原さん@楽天
スライドは上げてないっぽいです。 コミュニケーションに関する社内研修で教えてもらった内容をシェア頂いたようです。ありがてぇ。 海外の方とのコミュニケーションにおいて、国別で傾向があるので、各タイプ別に気をつけること、という流れのお話でしたが、日本人同士でも当てはまるなぁと思いました。
1.人のタイプ別にコミュニケーションの取り方が変わる。
対立に関するタイプは「対立を厭わないタイプ」と「対立を回避するタイプ」に分類される
※日本人は真ん中のやや回避タイプらしい
1.1.対立を厭わないタイプ
1.1.1.話す場合に気をつけること
- 遠慮せずにしっかり自分の意見を述べる
- ネガティブでも
- 気にしないタイプなので、関係性が悪くなるかもとか考えなくてもよい
- しっかりと受け取って議論になって良い
1.1.2.聞く場合に気をつけること
- ただ意見を言ってるだけと捉えるのが大事
- 文句を言われていると捉えてしまうとしんどくなる
- 直接的な言い方をする時があるけど、気にしないこと
1.2.対立回避型
1.2.1.話す場合
- 大勢の前で批判したりしたらダメ
- 違う意見の場合は声のトーンとか言葉選びに気をつける
- 感情的になりやすいので、人の前で言うとで自信をなくす事があるから注意
1.2.2.聞く場合に気をつけること
- オブラートに話すので、何を言いたいのかを気をつけて聞く
- なんでその話をしてるのか、その先に何があるのか考える
- 良くない内容だからわざわざ話をしているので、しっかり聞かないといけない
2.もうひとつのタイプ分け
- 言語中心コミュニケーションタイプ
- 非言語中心コミュニケーションタイプ
2.1.言語中心コミュニケーションタイプ
2.1.1.話す場合に気をつけること
- 多くの言葉を使って話すこと
- 複数の説明のパターンを使うこと
- 明確な指示をしないと伝わらない
2.1.2.聞く場合に気をつけること
- 十分伝わったか聞き返す必要がある
2.2.非言語コミュニケーションタイプ
俳句とかアイコン・絵文字も非言語とのこと。
話す場合
- 質問攻めすると攻撃されてるように感じるので、気をつける
- 簡潔に話しをする
聞く場合
- 必要な情報を言葉で聞きづらいので、気をつけて、引き出す。
- 「大丈夫?」と聞いて、「大丈夫」と返ってきた場合は、大丈夫じゃない →何が大丈夫か具体的に聞く。
- 細かく聞く・可視化する
質問:フィードバックについて
- 上手く行ってるにしても、何が上手く行ってるよね、というフィードバックは必要。何も言わないのは無視しているのと同じ。
- ネガティブ・フィードバックにしても、ちゃんと話せば意外と聞き入れてくれるときもあるので、建設的かつ具体的に話すのが大事。一般的な話に置き換えてしまうと伝わりづらい。 ex)いつ、なにをしたのって良くなかったよね
- 上乗せで言ってしまう(言いすぎてしまう)可能性があるので、トラブル直後等、自分の気持が穏やかじゃない時は避けること。
- 頭を整理してから話すのは重要。
- 踏み込み過ぎないのも重要。(嫌がる人もいるので)
所感
最初にも書いたけど、「異文化の人とコミュニケーションするには」という説明だったけど、実際には日本人でもバラバラだと思うので、ある程度は頭に入れてコミュニケーションするのが良いな。 あと、性格診断的にどのタイプか分かるサービスがあれば、診断して共有することで、お互いのコミュニケーションの仕方の基準にできて、コミュニケーションが良くなりそう。
セッション2:人見知りマネージャが100回1on1をしてわかったこと
粕谷 大輔(@daiksy)さん@はてな
スライドはこちら speakerdeck.com
ほぼほぼスライドに書かれているので、補足と所感を書いときます。
補足メモ
- 1on1の目的のひとつつは、「エンジニアをエンジニアとしてキャリアを築けるようにする」のがあると思う。
- マネージャ理由での延期は、メンバーが蔑ろにされている・大事に思われていないと感じてしまう為、アンチパターン (この勉強会の翌日に、上司理由で面談が延期されて笑った)
- 他のチーム3名は、そのメンバーから依頼が来た。
質問
- 効果は?
- 良い
- EM自身がチームのエンジニアリングにコミットするのか
- ノータッチが良いが状況によって柔軟に。ただし、テックリードは別
- なかなか話してくれない人が、本音を話してくれるようにするためにどうする??
- 結構疲れるので、1日にまとめてやるのは、最後の方の人に失礼
- 1日に詰め込みすぎるとダメ
- シニアな人に対して
- 壁打ちされてると思ってる
- 自分に話してもらって気づきを得てもらっている
所感
- 現職では1on1はあまり重視されていない印象。四半期に1度の業績目標設定・評価の面談くらいなので。
- 心理的安全性を高めるために、1on1は結構重要なんやな、という学びを得た。
- アジェンダは、「大枠だけメンバーに伝えて、細かいアジェンダはメンバーが持ってくる」とか「マネージャ・メンバー、どちらが作ってもよい」とかあって、あまり固執しないのが良さそう。
- 頻度もコンテキストによってバラバラ、というのもアリだな、と思った。 総じて、ゆるく始めたら良いじゃない!
セッション3:チームビルディングを設計しよう
小林 毅志(@cobasparxxx)さん@楽天
スライドはこちら speakerdeck.com
どういう組織にしたいかで、設計(イベントや立ち振る舞い)が変わるよね。どう設計したら良いかな、という例示を頂いたセッション。 スライドの情報量が凄くて、メモることが殆どなかった。
補足メモ
- 一度組織を作って壁を作ると、どんどん壁が厚くなる
- トップダウン・ボトムアップ x 心理的安全性高い・低い の2軸で分類した4つの組織形態で分ける
- 「質問良いですか」という質問に対して、「忙しい」と返すと、心理的安全性を下げる。
- なので、常に、「いつでも良いよ」「聞くよ」という態度が大事
- A.ボトムアップ かつ 心理的安全性の高いチームを目指す
- 「設計で悩んだらすぐ声あげてね」
- 遠慮がちな新人などには、質問することに対する抵抗感を下げるようにする
- みんなに意見を求めてみようか、という雰囲気や場作りをして、徐々に抵抗感を下げる
- 「障害を発生させたことに対しては謝らないこと」というようにして、問題対チームの構図を作る
- C/D
- 既視感しゅごい
- 実際こんなコミュニケーションあったよねー。。。
OST
「心理的安全性が高すぎてメンバーの自立性が育っていない」という話があった。その場では対処が難しい話だなぁと思っていたけど、「ただゆるい」ために「自立性が育っていない」のは、「本当に心理的安全性が高い状態と言えるのか?」とも思う。何かありそうなので、良い知見がないかなぁ。。 年齢層は違えど、メンバーの自立性がなくて困ってるのは、現職は勿論、どの職場にもある問題だと思う。 ※さっさと見限っちゃえって話もあるし、そっちの方がコスト的には小さくて済むんだけど、それするとそのメンバー以外のメンバーの心理的安全性も下がってしまうように思う。
以上だす。